予備
出走前日、ゼッケンをジャージやヘルメット、車体に取り付けて、チップも固定して、珍しくサドルの高さも調整して、ドリンクも用意して、締めにタイヤへ空気を補給。
翌朝、自分のイビキが他の二人に迷惑かけないかと、そればかりが気になって、ほぼ徹夜状態のまま起床予定の4時過ぎを向かえ、5時開場の朝食会場へ向かう前に、さらにタイヤチェック。
「少し少ないかな?」と思い、追加で空気を注入。
そう、こうして私のツール・ド・おきなわ2009は、準備万端の中号砲を待つのみだった。はずだった。。。
しかし結果的にこの「最後ののポンピング」が災いしたわけだ。
ご飯を食べて一旦部屋に戻り、受付の時間の余裕を取りつつ「早めに」出発。
あらかじめ12階の部屋からホテルの玄関に下ろしておいた自転車にまたがり、宿をさっそうと出。。。発。。。って、、、
「?」
いつもと感覚が違う。。。
「なーんか、後ろが硬いのぉ。。。空気入れまくったけぇのぉ。。。」
「ガッチガチデエエ感じじゃのう。」
「うん?まてよ、空気入れまくった?え?それってひょっとして。。。」
一旦下りてまだ日の昇りきらない暗闇の中、後ろのタイヤを老眼に苦労しながら覗き込むと。
なんとペッチャンコ!
そう、パンクっす。
思いっきりフツーにパンクっす。
「うそじゃろー!」
と、思う私も無理も無い。
何しろ過去にパンクの経験なんて、走行中一回の他には、会社に止めて置いて嫌がらせ(?)でパンクしたほかに経験は無い。
なぜよりによって今日なんじゃ!
トラ店長を慌てて呼び止め、予備チューブを探すも、、、無い。。。
同じ宿に大勢宿泊しているロー-ディーに片っ端から懇願するも、そんな、俺のための余裕を持ってる人なんていやしません。
ホテルのフロントは、自転車用品店ではありませんので置いていません。
ってか、そんなもん、自分で持っておくべきです。
良い天気なのになぁ。。。
沖縄なのになぁ。。。
飛行機で飛んできたんだけどなぁ。。。
なんか事故や怪我と同じで、そのときは興奮していてさほどのショックも感じなかったけど、まあ、後から後からジワジワと悔しさと情けなさが津波のように押し寄せる。
自嘲、自戒、自信喪失、自暴自棄。
東シナ海に沈み行く夕日のように、私は自分自身が得体の知れない暗闇に埋没していくような気分だった。
しかし、そう、しかしあえて言おう、収穫は合ったと。
今回の件、走れないことの悔しさや寂しさは、走れることの喜びをもたらしてくれた。
この気持ちをキープして精進しよう。
それが今回、私に与えられた思し召しだ。













































































最近のコメント